動物園で見られなくなる!?意外と知らないオランウータンの秘密4選!

 

みなさんは、動物園にいるどの動物が好きですか?

キリン、ゾウ、ライオン・・・さまざまな動物がいますが、最近テレビの動物特集などで、その賢さを披露していたオランウータンの話を耳にしないと思いませんか?

誰もがその名前を知っているオランウータンですが、実はそれほど詳しいことについては知らないのではないのでしょうか?

今回はそんなオランウータンについてのトリビアを見てみましょう。

1・どこに行けばオランウータンに会えるの?

日本では旭山動物園(北海道)、多摩動物公園(東京都)、よこはま動物園ズーラシア(神奈川県)、王子動物園(兵庫県)、とべ動物園(愛媛県)、福岡市動物園(福岡県)など全国12か所の施設(2016年現在)で見ることができます。

多摩動物公園には当時世界最高齢の「ジプシー」というボルネオオランウータンがいましたが、2017年に残念ながら62歳でこの世を去りました。2016年現在、日本で飼育されている33頭のオランウータンのうち、約半数となる14頭がこのジプシーの子孫なのです。

2・最新のテクノロジーを使いこなすオランウータン

人間とオランウータンのDNAは97%が共通しており、人間でいうと3歳児と同じくらいの知能を持っています。アメリカのジョージア州アトランタの動物園には「チャンテック」という手話を使って意思の疎通ができるオランウータンもいたようです。またオランダでは、iPadを使って出会い系アプリで交際相手を探すという試みも行われているようです。

3・モテ男になるための条件

オスのオランウータンには、成長すると顔に「フランジ」と呼ばれるエラのようなものが現れます。しかしすべてのオスにあるわけではありません。強いオスにしかない、いわば男の勲章なのです。「フランジ」のあるオスのみが発することができる「ロングコール」という独特の声があり、周囲のメスを呼び寄せることができます。

4・スマトラ島の奥地に潜む幻のオランウータン

これまではスマトラ・オランウータンとボルネオ・オランウータンの二種類とされていましたが、2017年にスマトラ島の北部で「タパヌリ・オランウータン」という新種が確認されました。これまでスマトラ・オランウータンと同じ種類とされていたものが、近年の調査で遺伝子的・外見的に違いがあることが判明したのです。しかし、新種として指定されたときにはすでに生息数が800頭以下と、世界で最も絶滅の危機に瀕している類人猿です。

5・なぜオランウータンが絶滅の危機に!?

オランウータンは森に暮らしているため、森が無くなってしまうと生きていけません。しかし、オランウータンが生息しているインドネシアとマレーシアは、世界でもっとも森林が消失している地域の一つとなっています。

森林が消失する多くの原因は『パーム油』と呼ばれる植物油を作るために森林を大規模に伐採して畑を作っているからです。

インドネシアとマレーシアでは、1990年から2010年までの間に約360万ヘクタールの森林が、『アブラヤシの農園』を作るために切り開かれてしまいました。これは、九州と同じくらいの面積です。

6・殺害されるオランウータン

その結果、オランウータンは住処を失ってしまうだけでなく、オランウータンは農園を荒らすにとっての害獣と見なされ駆除されるようになりました。

最近の研究によれば、1999年から2015年までにボルネオ島のオランウータンの数は15万頭減少したと言われています。

オランウータンは、地球上でもボルネオ島とスマトラ島(マレーシア、インドネシア)にしか生息していません。2016年現在のオランウータンの生息数はスマトラ島では14,470頭、ボルネオ島では57,350頭と見積もられています。現在IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストの絶滅危惧種(近絶滅種)に指定されています。

『アブラヤシの木』から作られる『パーム油』は加工用の油として日本でも多く使われています。
どんな油か気になる方はこちらをチェック。

http://plantation-watch.org/abunaiabura/

オランウータンを絶滅から救う為に世界は何をしているか?

世界にはオランウータンを保護するための組織がいくつもあります。その一方で、森林はどんどん減少しているため、せっかく保護したオランウータンを野生に戻す森林がないという板挟みの状態にあります。

そんな中でハルディ氏は、オランウータンを保護するだけでは根本的な解決にならないとして、2007年にオランウータン保護センター(COP)を設立しました。COPはインドネシア人によって立ち上げられた唯一の保護団体です。

保護されるオランウータン

野生のオランウータンに何らかの理由により野生で生きていけなくなったオランウータンは一時的にリハビリセンターに保護します。

保護されたオランウータンは東カリマンタン州の奥地にある『COP BORNEO』と呼ばれるリハビリセンターに移されます。ここでは現在20頭のオランウータンが暮らしており、野生で生きていく二度目のチャンスを与えるために日々トレーニングに励んでいます。

野生に帰るまでの様子

本来オランウータンは野生で生きていく為の方法を母親から学びます。リハビリセンターでは母親を失った子どもたちのために、森の中で遊びながら野生で生きていくための術を学ぶための『フォレスト・スクール』を開いています。

野生でも生きていけるだけの能力が認められたオランウータンについては、リハビリセンターよりも自然の環境に近い『プレ・リリース・アイランド』に移されます。そして人間から距離を置いた環境でしばらく過ごした後、自然の森にリリースされます。

ポピーは2016年9月に東カリマンタン州のスンパヤウ(Sempayau)村の住民から引き取られました。この村はアブラヤシ農園に隣接していたため、ポピーの母親はアブラヤシ農園の労働者に殺されてしまった可能性が高いとみられます。引き取られたときには、まだ生後推定8週間ほどでした。

まとめ

・オランウータンは人間に近い動物。

・オランウータンは現在森林伐採により頭数を減らし、絶滅危惧種に指定された。

・絶滅を阻止するために世界では様々な組織が保護活動をしている。

・リハビリしたオランウータンは野生に返される。

オランウータンに会える!
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オランウータンの未来はあなたの手に!オランウータンを守ろう

普段、日本に暮らしている私たちにとってはどこか遠い国でのお話のように聞こえるかもしれません。しかし、現地ではこのような悲しい出来事が起きていることは紛れもない事実です。そして私たち日本人も『パーム油』の消費を通じてインドネシアやマレーシアと繋がっていることもまた事実です。

私たちは日本でこのような事実に目を向けることなく生きていくことも可能です。どのような生き方を選ぶかは人それぞれですが、たとえ小さなことであってもオランウータンの役に立つことができるのです。人に共有したり、活動に参加してみたり、あるいは募金したり。

オランウータンの未来は一部の人間だけでなく、私たち一人一人の手に委ねられています。

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