これは6ヶ月前にリハビリセンターにある「森の学校」にやってきたアニーです。5歳のオスのオランウータンです。最初の頃には、他のオランウータンからいじめを受けていましたが、檻の中に戻すわけにはいきませんでした。いじめが起きると、自分を守ってくれるアニマルキーパーのジョニーの下に逃げてくるようになりました。ジョニーがいなければ、アニーは「森の学校」には行かずに檻の中で過ごしていたでしょう。

ジョニーがアニーを「森の学校」に連れて行ったときに何が起きたでしょうか?アニーは木に登って遠く離れた場所に行き一人で遊んでいたのです。ジョニーによれば、アニーは森の中でよく食べ物を見つけているそうです。「森の学校」にいる他のオランウータンの子どもたちのように、お昼には地上に降りてきてオランウータン同士で一緒に遊ぶことでしょう。アニマルキーパーの記録によれば、アニーはまだ巣をつくってはいないとのことです。

2018年はまだ終わったばかりで、記録ノートもまだまだつけ始めたばかりです。アニーはリハビリセンターの希望なので、これからの成長を見守るのが楽しみです。

原文はこちら(英語/インドネシア語)
http://orangutanprotection.com/2019/01/annie-selama-6-bulan-di-sekolah-hutan-cop-borneo/

訳:熱帯林行動ネットワーク