2019年のもう一つの希望。それは2018年10月23日に東カリマンタン、東クタイ県にあるムラタック村の木箱から救助されたオランウータンのブラニです。長期にわたる健康診断を終え、ブラニは森の学校に入学することになりました。ブラニは鳴くのはおろか、動くことすらしませんでした。最初の一日は、アニマルキーパーのいるハンモックの下にいるだけで終わってしまいました。

二週目になると、もちろん最初の週からは少し変わります。ブラニは木に登り始めました。同じ木を登ったり降りたりしています。ぶら下がっているツタや枝を引っ張りますが上手くいきません。ブラニは必死で頑張ります。

彼の目つきは次第に変わり始めました。その目は恐れから希望とともに落ち着きに変わりました。ブラニはこれからも挑戦し続けますが、すべては彼らを森の学校に連れていくアニマルキーパーたちの手にかかっています。アニマルキーパーたちにあなたから応援を送りましょう。

原文はこちら(インドネシア語)
http://orangutanprotection.com/2019/01/hari-pertama-berani-di-sekolah-hutan/

訳:熱帯林行動ネットワーク