お菓子会社のパーム油問題への対応状況(2020年)

この対応状況の内容は2020年12月に実施したアンケートの各社からの回答に基づいています。
持続可能なパーム油の調達に向けた取り組みの達成度の順位が高い企業順となっています。

進捗度に応じてA〜D(A、BBB、BB、B、CCC、CC、C、D)のグレーディング評価をしています。評価の基準は以下の通りです。

A:確認方法がRSPO認証だけでなく、追加的に専門家による独立検証を実施している
BBB:是正措置の要求に関する規定を持っている、苦情リストを公表している、サプライヤーによる調達方針の実施を確認している
BB:調達方針の期限付き実施計画を持っている、自己評価を行っている、搾油工場のリスト(ミルリスト)を公表している
B:NDPE方針を採用している(すべての要素が含まれていない場合はCCC)
CCC:調達方針がすべての製品に適用されている
CC:RSPO認証油を調達している
C:調達方針を持っている(公表していない場合はD)
D:調達方針を持っていない

評価項目の詳細やそれぞれの企業の進捗についてはこちら【79KB】よりご覧いただけます。
お菓子会社_グレーディング
アンケート回答せず:
山崎ビスケット、ハウス食品、不二家、味覚糖、名糖産業、東ハト、メリーチョコレートカムパニー、フルタ製菓

過去の対応状況はこちら(2016年2017年2018年2019年

2020年度総評

2020年のアンケートにご回答いただいた企業は、ほとんど前回と同じ顔ぶれとなりました。今年もアンケート調査にご協力いただきありがとうございました。

今回から調達方針や森林破壊ゼロ、泥炭地開発ゼロ、搾取ゼロ(NDPE)方針を実施していることを確認するための評価項目を加えましたが、これまでトップを独走してきたネスレは、グローバル企業として今回も国内企業との取り組みの差を示す結果となりました。

ただ、2020オリンピック・ パラリンピック競技大会のゴールドパートナーでもある明治をはじめ、国内でもNDPE方針の採用や実施に向けて動き始めている企業がいることは大変心強く思います。今後も業界を牽引する存在となるよう、取り組みを進めてくれることを期待しています。

またカルビー、おやつカンパニー、森永製菓、亀田製菓、山芳製菓の5社から、新たにRSPO認証油の調達を予定、検討しているとの回答がありました。RSPO認証油を取り扱う企業が増えたことは素晴らしいことではありますが、認証に頼るだけでは生産国でのリスクを避けることはできないため、今後トレーサビリティの確認といった取り組みも同時に進めていかれることを期待しています。

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