中部スラウェシ州パルに駆け付けた「アニマル・ウォーリアー」一行は、野生生物保護局の事務所に訪問しました。2018年9月28日に起きた地震により、事務所の周辺部はまだ麻痺している状態が続いています。野生生物保護局の事務所には、1匹のワニ、1羽のワシ、1羽のオオバタン、1羽のコバタン、5羽のオトメズグロインコ、1羽のオウム、2羽のセレベスツカツクリが保護されていました。これらの動物たちは中央スラウェシ州の野生生物保護局が押収したものです。

地震が起きてから、野生生物保護局のスタッフたちは地震の影響を受けてしまったため、ケージの中に入れられていた彼らは食事や水を与えられていませんでした。先ほどスタッフとの連絡が取れ、「アニマル・ウォーリアー」が一時的にお世話をすることになりました。偶然にも開いていた八百屋さんから入手した新鮮な果物やトウモロコシを与えました。このような活動は、災害時の緊急対応として行われることになるでしょう。

COPでは現在、中央スラウェシ州の野生生物保護局の事務所を避難所として提供しています。パルに取り残された野生生物のことを心配されている方、餌となる食料を送ってもらうこともできますし、こちらからご支援していただくことも可能です。

原文はこちら(英語/インドネシア語)
http://orangutanprotection.com/2018/10/bantu-satwa-gempa-di-bksda-sulteng/

訳:熱帯林行動ネットワーク