商社のパーム油問題への対応状況

商社

評価項目の詳細やそれぞれの企業の進捗についてはこちら【100KB】よりご覧いただけます。

2021年度総評

商社は、対象とするすべての企業から回答をいただきました。

全体として、他の業界に比べて取り組みが圧倒的に進んでいるという印象を受けました。唯一、双日からはパーム油を取り扱っていないという回答であったため、評価の対象外としています。

それ以外のすべての企業がRSPO認証油を取り扱っており(住友商事のみ予定)、NDPE(森林減少禁止、泥炭地開発禁止、搾取禁止)方針の内容を含む調達方針を掲げ、期限付きの計画に基づきこれらの方針を実施していると回答しています。

また、すべての企業がパーム油のサプライチェーンを搾油工場まで把握(三菱商事は把握だけでなく公表)していると回答しています。サプライチェーンの管理は、生産地での問題に関与していないかどうか確認し、仮に関与していた場合に対処できるようにするため、生産地により近い商社にとっては重要となります。

引き続き、この調子で持続可能なパーム油の調達を進め、2030年の目標年を前倒しで達成されることを期待しています。

過去の対応状況はこちら(2018年2019年

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