日用品・油脂・調味料会社のパーム油問題への対応状況

日用品・油脂・調味料会社

アンケート回答せず:
プロクター・アンド・ギャンブルジャパン、資生堂、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング、日油、キッコーマン、ミツカン、宝ホールディングス、カゴメ、エバラ食品工業、ヤマキ、マルコメ、ひかり味噌

評価項目の詳細やそれぞれの企業の進捗についてはこちら【111KB】よりご覧いただけます。

2021年度総評

全体として、特に油脂メーカーと日用品メーカーについては食品業界と比べてパーム油問題への意識が高く、取り組みが進んでいる印象を受けました。

今回アンケートに回答いただいたすべての企業がRSPO認証油を調達(キューピーのみ予定)しているという結果は、この業界の意識の高さを示していると思います。

また、パーム油のサプライチェーンを搾油工場まで把握していると回答した企業は、トップを走る不二製油と、花王、日清オイリオグループ、J-オイルミルズ、ハウス食品、ADEKA、ライオン、カネカ、ミヨシ油脂の9社(うち不二製油、花王、日清オイリオは把握だけでなく公表)となりました。

さらに苦情リストやNo Buyリストは、生産地で問題が発覚した場合に対応するためのもので、方針を実施していることを示す指標の一つとしていますが、まだほとんどの企業が持っていない中で不二製油、花王、日清オイリオグループ、味の素がその両方またはどちらかを作成・公表していると回答しました。

今後、これらの企業が日本での先進事例を示すことで、業界全体を牽引されていくことを期待しています。

過去の対応状況はこちら(2018年2019年2020年

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