お菓子会社のパーム油問題への対応状況

1. お菓子会社

アンケート回答せず:
ネスレ日本、ヤマザキビスケット、不二家、味覚糖、名糖産業、東ハト、メリーチョコレートカムパニー、フルタ製菓、有楽製菓

評価項目の詳細やそれぞれの企業の進捗についてはこちら【79KB】よりご覧いただけます。

2022年度総評

お菓子会社については、対象企業の数が多いにもかかわらず、回答いただいた企業が多いことが目立ちました。また、パーム油問題への取り組みが遅れていると言われる食品業界の中でも、パーム油に適用される調達方針を掲げ、RSPO認証油を取り扱う企業の数も多いという印象を受けました。

パーム油のサプライチェーンを搾油工場まで把握していると回答した企業は昨年度と同様に、明治江崎グリコカルビーハウス食品グループ本社の4社(明治は把握だけでなく公開済み)にとどまりました。サプライチェーンの管理は、生産地での問題に関与していないかどうかを確認し、仮に関与していた場合に対処できるようにするため、責任あるパーム油の調達に向けた重要な要素であると考えています。

昨年度からの改善点としては、ハウス食品グループ本社湖池屋が「RSPO認証油の調達を開始した」と回答しました。RSPO認証油の取り扱いを開始したことは素晴らしい第一歩ではありますが、それだけでは生産国でのすべてのリスクを避けることはできないと私たちは考えています。今後、トレーサビリティの確認や調達方針の実施を通じた取り組みも同時に進められることを期待しています。

皆さんも、企業に応援メッセージを送ってみましょう!

「パーム油が何に入っているか知りたい」に賛同いただいた皆さんの多くは、おそらく企業にメールを送付したことはないと思います。自分一人がメールを送付したところで、大企業はまったく意に介さないのではないかと思うかもしれません。しかし、お客さまからの応援や激励のメッセージやお願いメッセージは、少人数であったとしても、企業にとっては実は非常に大きな影響力があるようです。お客様窓口に問い合わせをしたことで、一斉に問い合わせに沿った対応がされたこともあったそうです。

さあ、皆さんも、問い合わせをしてみましょう。

各社への応援メッセージはこちら

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