外食サービス会社のパーム油問題への対応状況

5. 外食サービス会社

アンケート回答せず:
セブン&アイホールディングス、ゼンショーホールディングス、すかいらーく、コロワイド、日清医療食品、吉野家ホールディングス、ダスキン、エームサービス、あきんどスシロー、プレナス、サイゼリヤ、モンテローザ、グリーンハウス、ワタミ、ドトール・日レスホールディングス、くらコーポレーション、王将フードサービス、モスフードサービス

評価項目の詳細やそれぞれの企業の進捗についてはこちら【74KB】よりご覧いただけます。

2022年度総評

外食サービス会社は20社を対象としていましたが、2022年度に回答を得られたのは日本ケンタッキー・フライド・チキン日本マクドナルドのみでした。これらの企業については、調達に関する情報を開示しているという意味で無回答企業よりも高評価であるとみなしています。

トップを走る日本ケンタッキー・フライド・チキンについては、NDPE(森林減少禁止、泥炭地開発禁止、搾取禁止)方針の内容を含む調達方針を持っていると回答しています。今回初めてご回答いただいた日本マクドナルドは、NDPE(森林減少禁止、泥炭地開発禁止、搾取禁止)の要素はありませんでしたが、すべての地域・パーム油製品に適用される調達方針を持っているという回答でした。

それ以外の企業については、他の業界と比べて回答率の低さが目立ちますが、この業界のパーム油問題に対する意識が低いことを表しているのではないかと思います。

ウェブサイトの情報によれば、セブン&アイホールディングスはRSPO加盟などの取り組みを進められているようですが、アンケートの回答がなかったため取り組み状況の実態はわかりませんでした。回答がなかった企業については、パーム油の利用状況も含め、非財務情報の開示を進められることを期待します。

皆さんも、企業に応援メッセージを送ってみましょう!

「パーム油が何に入っているか知りたい」に賛同いただいた皆さんの多くは、おそらく企業にメールを送付したことはないと思います。自分一人がメールを送付したところで、大企業はまったく意に介さないのではないかと思うかもしれません。しかし、お客さまからの応援や激励のメッセージやお願いメッセージは、少人数であったとしても、企業にとっては実は非常に大きな影響力があるようです。お客様窓口に問い合わせをしたことで、一斉に問い合わせに沿った対応がされたこともあったそうです。

さあ、皆さんも、問い合わせをしてみましょう。
各社への応援メッセージはこちら
過去の対応状況はこちら(2016年2017年2018年2019年2020年2021年

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